【知られざる銘柄】「新得地鶏」だけじゃない?北海道地鶏の最高峰「小樽地鶏」の秘密


1. 北海道が誇る地鶏・ブランド鶏の世界

「北海道の美味しい鶏肉を探している」「あの某有名居酒屋チェーンが提供している新得地鶏は食べたことがあるけれど、他におすすめはないだろうか?」

北海道は、豊かな自然と広大な大地に育まれた食材の宝庫であり、
地鶏やブランド鶏の分野においても、その質の高さは全国トップクラスです。

そこで当店が自信をもってお客様に提供している、もう一つの知られざる銘柄があります。それが「小樽地鶏」です。

まず北海道の食肉文化を支えるブランド鶏に触れてから、なぜ私たちが「小樽地鶏」を選び、自信をもって提供するのか、その決定的な違いと魅力について深掘りしていきます。

1-1. 知っておきたい!北海道の地鶏

現在、北海道を代表する地鶏として注目すべきは、「新得地鶏」と「小樽地鶏」の二つです。

ブランド鶏名

主な特徴

新得地鶏

締まった肉質、濃い旨味が特徴。和食・鍋料理でも人気。

小樽地鶏

絶妙な柔らかさとジューシーさ、鶏肉本来の繊細な風味。焼鳥に最適。


1-2. 新得地鶏の特徴と魅力

新得地鶏は、その名の通り新得町の冷涼な気候の中で、長期にわたって丹念に育てられます。この飼育環境が、肉本来の旨味を凝縮させ、噛むほどに味わい深いしっかりとした歯ごたえを生み出しています。力強い肉質とコク深い味わいは、特に煮込み料理や郷土料理で愛されています。

しかし、焼鳥専門店として最高のジューシーさ繊細な旨味を追求する上で、私たちは別の鶏肉にたどり着きました。それが、次に詳しくご紹介する「小樽地鶏」です。




2. なぜ当店は「小樽地鶏」を選ぶのか?その決定的な違い

私たちが「小樽地鶏」を厳選し、主力として提供し続ける理由はただ一つ。それは、焼鳥にした時の味わいが、他のどのブランド鶏よりも秀でていると確信しているからです。

小樽地鶏は、その飼育方法と肉質において、一般的な鶏肉や他のブランド鶏とは一線を画しています。

2-1. 小樽地鶏の類まれなる飼育環境と歴史

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「小樽地鶏」は、北海道の港町・小樽近郊の自然豊かな環境下で、一般的なブロイラーの倍以上の
長期間(オス120日以上、メス135日以上)をかけて、平飼いで育てられています。

  • ストレスフリーな環境: 広々とした鶏舎で自由に運動できるため、肉が締まりすぎず、適度な柔らかさを保ちます。

  • 長期肥育による旨味の深化: 飼育期間が長いことで、鶏肉の細胞内にアミノ酸やグルタミン酸といった旨味成分が十分に蓄積されます。

この手間暇をかけた飼育環境こそが、小樽地鶏の豊かな風味とジューシーな肉質の土台となっているのです。
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2-2. 旨味と食感の秘密:他の鶏肉にはない特徴

小樽地鶏の最も驚くべき点は、「肉の柔らかさ」と「深い旨味」を同時に実現していることです。

  • 絶妙な肉質: 長期肥育ながらも、肉は硬く締まりすぎず、噛み切れる程よい弾力と柔らかさを持っています。

  • 脂の質の高さ: 小樽地鶏の脂は融点が低く、口に入れた瞬間にフワッと溶け出し、肉の奥深くまで旨味を行き渡らせます。このジューシーさが、特に炭火で焼いた時に際立ちます。

新得地鶏が力強い「噛む旨さ」であるなら、

小樽地鶏は「とろける旨さ」と「繊細な風味」が際立つ、まさに焼鳥のために生まれてきたような肉質です。




3. 【徹底比較】「新得地鶏」 vs 「小樽地鶏」

北海道の二大地鶏はそれぞれ素晴らしい魅力を持っていますが、焼鳥という調理法で評価した場合、小樽地鶏の優位性は明らかになります。

比較項目

新得地鶏

小樽地鶏

当店が小樽地鶏を推す理由

食感

強く締まっており、しっかりとした歯ごたえ

程よい弾力があり、柔らかくジューシー

炭火で焼いた際の肉のふっくら感が格別。

旨味の質

濃く、力強い肉の風味

繊細で上品、脂の甘みが際立つ

繊細な風味と低い融点の脂が、焼鳥で最高の香りと旨味を引き出す。

飼育期間

長期

さらに長期(一般的な鶏の2倍以上)

長期肥育による深いコクとアミノ酸の蓄積量が豊富。

焼鳥適性

濃い肉の味を楽しめる

ジューシーさと旨味のバランスが最高

部位ごとに異なる旨味を最大限に引き出すことが可能。

私たち焼鳥専門店にとって、素材の持つ「ジューシーさ」や「繊細な旨味」は命です。小樽地鶏は、そのすべてを高いレベルで満たし、炭火焼鳥という舞台で最も輝くブランド鶏だと断言できます。

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4. 焼鳥専門店で味わう「小樽地鶏」の究極の食べ方

優れた素材は、それを活かす技術があって初めて真価を発揮します。

「小樽地鶏」が持つ、その繊細な旨味と絶妙な肉質を最高の一串へと昇華させるのが、私たち炭焼き鶏 佐藤のこだわりです。私たちは、小樽地鶏のポテンシャルを100%引き出すために、以下の二点に徹底的にこだわっています。

4-1. 部位ごとの最適な焼き加減と味わい

私たちは、一羽から取れる多様な部位を、その特徴に応じて最適な状態で提供します。

① 備長炭で旨味を閉じ込める

当店で使用するのは、火力が強く、安定した熱源となる備長炭です。この強い熱が一気に表面を焼き締め、前述した小樽地鶏の融点の低い良質な脂を内部に閉じ込めます。

  • 小樽地鶏のもも肉: 強火で表面をカリッと、中は驚くほどジューシーに仕上げます。噛むほどにあふれる脂の甘みは格別です。

  • 小樽地鶏のむね肉: パサつきがちなむね肉も、備長炭の遠赤外線効果でしっとりと柔らかく焼き上げます。小樽地鶏ならではの、繊細で上品な旨味を最もストレートに感じていただけます。

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② こだわり抜いた「串打ち」と「塩加減」

小樽地鶏の素材の良さを損なわないために、串打ちの技術は欠かせません。

  • 緻密な串打ち: 肉の繊維と脂のバランスを考慮し、一串一串、均一に熱が通るように丁寧に串を打ちます。これにより、どの部分を食べても最高の食感と温度でお召し上がりいただけます。

  • 素材を活かす塩: 繊細な風味を持つ小樽地鶏には、強いタレではなく、岩塩をベースに調整したシンプルな塩で提供することがほとんどです。上質な脂の甘みと肉の旨味を邪魔せず、最大限に引き出すための塩加減は、長年の経験を持つ職人の技です。

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他の鶏肉では出せない、**「とろけるようなジューシーさ」と「上品な旨味の余韻」**は、この小樽地鶏と、当店の炭火焼きの技が融合して初めて実現するのです。




5. 至高の北海道地鶏「小樽地鶏」をぜひ当店で

「北海道 地鶏」を探す旅は、私たち炭焼き鶏 佐藤が辿り着いた、**「小樽地鶏」**という結論へと続いています。

知名度が高い新得地鶏とは異なり、小樽地鶏は焼鳥専門店で味わうために特化したような、繊細でジューシーな最高の肉質を持っています。

  • 北海道の地鶏の中でも特に希少で、長期肥育によって深い旨味が凝縮されています。

  • 当店の備長炭の技術職人のこだわりが、その肉質を究極の「一串」へと昇華させます。

「小樽地鶏」の本当の美味しさ、そして他の地鶏・ブランド鶏との決定的な違いをぜひご自身の舌でお確かめください。
私たち炭焼き鶏 佐藤は、皆様に最高の「小樽地鶏」をお届けできるよう、ご来店を心よりお待ちしております。

ご予約・店舗情報はこちらからどうぞ

※公式ホームページ※

https://www.sumiyakitori-sato.com/

※予約サイト※

https://res-reserve.com/ja/restaurants/sumiyakitori-satou